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発疹は顔に出ることが最も多く、もし眼を含む場合には、失明を引き起こすことにもなる。
かくれんぼ上記のHSVとVZVとは違い、ほとんどの持続性ウイルスでは、潜伏サイクルと増殖サイクルが完全に分かれていない。
これら二つのサイクルは同じ細胞のなかで、しかし異なる条件下で起こりうるのである。
この場合、ウイルスを生産中の細胞がおそらくつねに体のどこかにあることになり、潜伏は決して完全ではない。
これらのウイルスは、自分の存在が注意を引いてしまうため、絶えず宿主の免疫をかわしていなければならないのである。
二つのありふれたウイルスーサイトメガロウイルスーCMV-とヒト乳頭腫ウイルス(HPV-l)は、彼らの長期的な居場所として、活発に分裂するが決して老化も死にもしない細胞を選ぶ。
このような細胞は幹細胞と呼ばれるもので、宿主の生涯にわたり、加齢で失われるか損耗する細胞を絶えず補充している。
CMVとHPVのDNAは、これら幹細胞の核のなかに住み込んで、細胞のDNAといっしょに複製される。
ウイルスの遺伝物質のコピーのひとつは幹細胞に残るが、もうひとつはやがて死ぬ運命にある「娘」細胞へと移動する。
HPV(ヒト乳頭腫ウイルス)は、皮層の最下層の幹細胞に感染することによりいぼを引き起こす。
皮層細胞はこの幹細胞から成熟しながら上ってゆき表面に達してそこで死に、無反応の外層の一部となり、やがて剥がれ落ちる。
HPVは幹細胞のなかでは潜伏性であるが、娘細胞が成熟するとともに内部組成に変化が起こってHPVの再活性化と増殖に必要な化学物質を提供できるようになる。
こうして、成熟した感染細胞が皮層の表面に達して剥がれ落ちるまえに、その細胞は、他の人たちへ広がる準備を終えて待機している何千というウイルスを含んでいるのである。
CMV(サイトメガロウイルス)は、一般に生涯の早い時期に感染するが、病気を引き起こすことはない。
このウイルスは、マクロファージ(大食細胞)へと成熟する骨髄幹細胞を捜し出す。
マクロファージとは、さまざまな組織を巡回しながら異物や残骸を捜し出して除去する血球の一種である。
こうして、CMVは体のいたるところに輸送され、ある特定の組織部位、とくに肺において再活性化することがある。
正常な免疫系をもった人たちでは、感染細胞の表面のウイルス性たんぱく質は、免疫系に信号を送り、すばやく異物として認識される。
その後この細胞は免疫T細胞によって殺されるので新しいウイルスをつくる時間がなく、結局、病気は引き起こされないのである。
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